PoTaPa

パフォーミングアーツをもっと気軽に。公演を対話の生まれる機会にしたい。そんな思いで集まった5組のジャンルの異なるパフォーミングアーツのアーティストが順に15分作品を上演します。各回のあとにはアフタートーク、そして19時半からはアフターパーティを行い、お客様同士、あるいはアーティストと、対話や交流する時間を設けています。

Artist

岩田桃楠

平成5年大阪府出身。両親が音楽家という環境に生まれ、幼少より様々なジャンルの音楽に触れて育つ。小学三年生(9歳)の時に、テレビでアニメ「NARUTO-ナルト-」を見ている時に津軽三味線の音に出会い、衝撃を受ける。さっそく母に「津軽三味線をやりたい」と伝えたところ、民謡の先生だった曾祖母の三味線が家にあり、すぐに先生について習い始めることに。2012年、東京藝術大学音楽学部に合格したのを機に活動拠点を東京へ。大学では長唄三味線を学ぶ。また、藝大在学中に、早稲田大学の“三津巴”という津軽三味線の愛好会に参加。上京後の演奏活動をきっかけに、ももいろクローバーZの桃神祭出演や紅白歌手である伊藤多喜雄氏のバックバンドに抜擢されたほか、中東の国・オマーンと日本の国交樹立40周年記念式典に招かれ、オマーンに一週間ほど滞在して国王や国賓の前で演奏。この滞在中に、“三津巴”メンバーであった澤田響紀と意気投合し、津軽三味線デュオ「桃響futari」を結成する。桃響futariは第36回津軽三味線世界大会団体の部にて優勝、2017年2月には1stアルバム『桃響futari』をリリースしている。現在は、桃響futariのほか、藝大仲間とのトリオ「AOI」や、サックスをフィーチャーしたユニットなど、ジャンルレスなスタイルで、精力的に国内外で活動。三味線音楽の古典や津軽民謡はもちろん、クラシック、ジャズ、ロック、ポップス、ダンスミュージックなど、様々な現場で演奏を行っている。2018年8月4日にドレミ楽譜出版社より、本人による演奏解説や特別インタビューも含む楽譜集「津軽風アレンジで楽しむ三味線ソロ曲集」(模範演奏CD付き)を発売。同書はAmazonランキング三味線関連部門で1位を獲得

大塚郁実

‘93年生まれ。18歳のときに幼少から師事していた柴田恵美の影響でコンテンポラリーダンスを知る。日本大学芸術学部演劇学科洋舞コースを卒業し、芸術学部長賞を受賞。在学中から多くの作品に出演しつつ、『LONELY』、『春に』などの自作も発表する。『IT ISN’T A STORY ABOUT WAR.』で「ダンスがみたい!新人シリーズ15」にてオーディエンス賞を受賞。現在、梅田宏明のSOMATIC FIELD PROJECT、鈴木竜を芸術監督とするL.A.B.に参加している。

大西彩瑛

日本大学芸術学部卒。在学中よりこれまでに近藤良平、平原慎太郎、伊藤千枝、北尾亘 等の作品に出演。2018年2月「よるのち」よりOrganWorksに参加。大学同期の尾口伸子とダンスユニット「踊る酸素」を共同主宰。

瀧北榮山

1993年 福岡県生まれ。10歳より尺八を始め、都山流尺八楽会 准師範・師範試験共に首席登第。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。同大学 大学院音楽研究科修了。 古典を基盤としつつも、jazzやpops、現代音楽など、音楽ジャンルは幅広く活動し、舞台音楽やCDレコーディング、ツアーサポート等多数参加。学校公演、講義なども行なっている。

武井琴

コンテンポラリーダンスとコマ撮り技法を組み合わせたアニメーションを制作。劇場空間だけでなく、森や畑、街中、古民家内など、様々な場所においてダンスが立ち上がる可能性を模索し、作品作りを行っている。

ヨハクノート

<古典のアップデート>を標榜する演劇団体。分かりやすく噛み砕いて再生産するだけの古典ではなく、現在性と当事者性にこだわった<いま、ここで、あちらと、こちらが、共存し続けるスリル=濃密な体験>としての演劇を提供している。

Gallery

Photo by SHINGO Yoshizawa

「evidence」大西彩瑛・大塚郁美